前回は「入居審査時の確認事項①書類」ということで、入居審査に関する賃貸業界の現状と、「書類確認」での代表的なチェックポイントをお伝えしました。
今回は入居者の人柄をチェックする際、私が見ている代表的なポイントである【書類確認】【外見】【言動・行動】のうち、【外見】についてそれぞれを三段階の危険度で評価してお伝えします。
~ 第二回【外見】でチェックするポイント ~
家賃滞納リスクや退去時の原状回復費用で揉めるリスクが極めて高いです。入居後、数か月でごみ屋敷のようになってしまう可能性も高いため、気を付けましょう。
細いオシャレ用のネックレスであれば問題ありませんが、男性で太い金のネックレスをしている場合は、家主や不動産業者、近隣居住者に対して高圧的な態度を取る可能性が高いです。
その友人は間違いなく頻繁に遊びに来たり、泊りに来たりします。事前に注意喚起しておくことで騒音問題は防げるかもしれませんが、それでも室内で飲み会を始めて近隣居住者から騒音の苦情が寄せられる可能性は極めて高いです。
アジア系の外国籍の方によく見られますが、室内で毎日のようにカレーや油を多用する炒め物などをする可能性が極めて高く、退去時に特別消臭作業を行っても臭いが取れないこともありますので注意が必要です。
だらしない性格か生活マナーに問題があり、ごみ出しや騒音による苦情が寄せられる可能性があります。内見や申込で不動産業者に会うにも関わらず、シャツのポケットにタバコの箱を入れっぱなしにしているというのは、マナーとしてよろしくないですよね。
また、ヘビースモーカーも多い傾向にありますので、室内のヤニ汚れによる原状回復、臭気や煙による近隣居住者からの苦情などトラブル発生の可能性があります。
これは感覚の問題ですが、初めて会ったときに「なんか嫌な感じがする」「なんか臭うな」と感じた場合、話している過程で段々良い人と感じるようになっても、入居後にトラブルが発生するというケースが少なからずあり、意外と人の「直観」というのは当たるものと実感しました。
第一印象だけで判断するのは良くありませんが、様々なチェックポイントを複合的に判断して、どうしようか悩んだ場合は、直観に従って断るということも一つの選択肢です。
以上は内見時や申込受領時に内見者とお会いした際、外見から確認する代表的なチェックポイントです。次回は入居審査時の確認事項では最終回となる【言動・行動】についてお伝え致します。
ご愛読いただきありがとうございました。