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室内洗濯機置場がないアパートでも満室に|目黒区で実践した空室対策事例

最新更新日 2026年07月03日
執筆:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士 三好 貴大

今回は、私が修業時代に携わった、目黒区内の1棟アパートで実際に行った空室対策事例をご紹介します。

本記事は、当社YouTubeチャンネルで公開している
「空室対策事例~目黒区8戸一棟アパート~」
という動画の内容を、文字で整理したものです。

古いアパートでは、現代では当たり前とされている設備がなく、空室が長期化するケースがあります。
しかし、大規模なリフォームを行わなくても、工夫次第で早期成約につながることがあります。

空室の原因は「室内洗濯機置場がないこと」

ご相談いただいた建物は、相続対策として購入されたアパートでしたが、空室がなかなか埋まらない状況でした。

原因を調査したところ、室内洗濯機置場がありませんでした。
バルコニーもなく、玄関脇にも洗濯機を設置できるスペースはありません。

共用部にはコインランドリーのように利用できる洗濯機が1台設置されていましたが、現在では「自分専用の洗濯機を使いたい」と考える方がほとんどです。

この設備面の弱点が、空室の大きな原因だと判断しました。

大規模リフォームではなくプレゼントキャンペーンを実施

すぐに室内洗濯機置場を新設するとなると、多額の工事費が必要になります。

そこで調べたところ、浴室でも使用できる小型洗濯機が1万円台で購入できることが分かりました。

そこで、「ご契約いただいた方へ小型洗濯機をプレゼントする」というキャンペーンを実施しました。

すると、賃貸市場が動きにくい閑散期にもかかわらず、およそ1か月で成約し、無事に満室となりました。

その後もしばらく同様のキャンペーンを継続し、空室対策として一定の効果を上げることができました。

デメリットは工夫で補えることがある

実際に内見された方からは、

「部屋自体はとても気に入りました。」
「小型洗濯機が使えるなら十分ですね。」

という声もいただきました。

また、大量の洗濯物がある場合には、共用洗濯機や近隣のコインランドリーを併用することで十分対応できるというイメージを持っていただくことができました。

つまり、設備そのものを改善できなくても、デメリットを補う方法を提案することで、入居希望者の不安を解消できたのです。

その後はリフォームで根本的に改善

この物件は満室経営が続き、その後は空室が出るたびに室内洗濯機置場を増設する方針となりました。

立地条件が良い物件だったこともあり、設備面の弱点が解消されたことで、その後も安定して入居が決まっているようです。

まとめ|空室対策は「原因の特定」が最も重要

空室対策というと、リノベーションや高額な設備投資を思い浮かべる方も多いと思います。

しかし、まず大切なのは、

「なぜ空室になっているのか」を正しく分析することです。

原因が分かれば、必ずしも大掛かりな工事をしなくても、プレゼントキャンペーンや設備の工夫など、比較的低コストで解決できるケースも少なくありません。

空室でお悩みのオーナー様は、まず物件の弱点を整理し、「そのデメリットをどのように補えるか」という視点で対策を検討してみることをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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